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軽油価格高騰の影響(平成18年9月調査結果)

軽油価格の影響と運賃転嫁に関する調査結果

平成18年10月

[調査の概要]
 軽油価格は8月に入って一段と上昇した。18年8月の軽油価格は1リットルあたり103.0円(スタンド)、97.1円(ローリー)、101.1円(カード)となった。とくにローリーでみれば、対前年同月比では13.5円、15年度平均比では33.3円も上昇している(全ト協調べ)。このため、(社)全日本トラック協会では、軽油価格の高騰に対して、トラック運送事業者での荷主との運賃値上げ交渉の状況、運賃転嫁の実態等について調査した。
 アンケート調査結果によると、燃料費のコスト増について、荷主に対し運賃値上げの交渉を行っている事業者は68.4%と前回から3.8ポイント増え、3分の2の割合を超えた。また、一部でも運賃転嫁ができた事業者は34.8%で前回から2.8ポイント増え、これも3分の1の割合を超えた。それらの事業者における値上率は平均で3.8%であった。
 こうした運賃転嫁の交渉がうまくいった要因としては、軽油の値上がりが社会的に認知されてきたこと、荷主がトラック業界の苦境を理解してきたことなどが挙げられる。

 ・今回の調査時期 :平成18年9月15日〜10月4日
 ・配布数と回収数 :全国876事業所に配布し576票を回収(回収率65.8%)

 

1.運賃値上げ交渉の状況

 軽油価格の高騰によるコスト増分について、主たる荷主に対し運賃値上げ交渉をしているかどうかについては「交渉した」が20.5%、「交渉している」が47.9%であった。これらを合わせると68.4%と前回から3.8ポイント増えており、3分の2を超える事業者で交渉を実際に行っている状況が窺えた。一方「交渉していない」とする回答は24.7%で、調査時期が新しくなるほどに「交渉した」とする回答比率が高くなっている。

図表1 交渉の状況

 

2.運賃転嫁の状況

 主たる荷主との運賃値上げ交渉において、軽油価格の高騰分のコストを荷主に転嫁できているかどうかをきいたところ、「まったく転嫁できない」は63.9%であった。一方、「ほぼ転嫁できている」は0.9%、「一部転嫁できている」は33.9%で、何らかの転嫁がなされた事業者は合わせると34.8%となり前回から2.8ポイント増え、3分の1を超える割合となった。

図表2 運賃転嫁の状況

 

3.運賃値上げ率

 1年前の同時期の運賃と比べて、どの程度値上げできたかについて聞いたところ、「3-4%未満」が最も多く20.0%であった。「5-6%未満」(18.3%)、「1-2%未満」(15.0%)がこれに続く。平均では3.8%の値上げとなっている。

図表3 運賃値上げ率

 

4.運賃転嫁(値上げ)交渉がうまくいった要因・秘訣

 運賃転嫁(値上げ)交渉がうまくいった要因・秘訣としては、「軽油値上がりが社会的に認知されてきたから」(67.0%)、「荷主がトラック業界の苦境を理解してくれたから」(55.0%)、「何回も交渉して、理解を得たから」(50.0%)が多くなっている。

図表4 運賃転嫁(値上げ)交渉がうまくいった要因・秘訣(複数回答)

 

 



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