全日本トラック協会では、消費者に安全・安心な引越事業者を選んでいただけるよう、「引越事業者優良認定制度」を行っています。ここでは、「引越安心マーク」認定事業所の「引越のプロ」が、トラブルのないスムーズな引越のポイントをお教えします。
全日本トラック協会では、消費者に安全・安心な引越事業者を選んでいただけるよう、「引越事業者優良認定制度」を行っています。ここでは、「引越安心マーク」認定事業所の「引越のプロ」が、トラブルのないスムーズな引越のポイントをお教えします。
引越は、国土交通省の許可を受けたトラック運送事業者が行います。
見積書には、国土交通省の事業許可番号を記載しています。
緑ナンバーのトラックで引越をすると、
消費者保護を目的とした「標準引越運送約款」が適用されます。
引越料金は、荷物の量などによって変わります。ネットや電話だけの見積りで荷物の申告漏れがあった場合は、別料金が発生する場合があります。必ず実際に下見をしてもらい見積書を発行してもらいましょう。 また、荷物を運ぶトラック形態についても「貸切契約」なのか、「積合せ(混載)契約」なのか、「積みきり契約」なのか、確認をしましょう。 なお、見積りは、下見に実費がかかった場合などを除いて無料です。また、その際に「内金」、「手付金」などを支払う必要はありません。 引越の細かい約束事が明記された、標準引越運送約款を提示してもらいましょう。
荷物の梱包はお客様が行うのか、事業者が行うのか。梱包資材はお客様で用意するのか、事業者で用意するのか。など、見積りの際は、それぞれの役割分担をはっきり決めておきましょう。お客様が梱包を行うという契約で、引越当日までに梱包が終っていない場合、運んでもらえない場合があります。また、このために事業者が梱包を行なった場合は、作業料金を別に請求される場合があります。
引越の当日や、前日、また前々日にお客さまのご都合などで、解約や延期をすると、手数料が発生します。引越事業者は、必ず、引越の3日前まで見積書の内容の変更がないかなど確認の連絡をしますので、もし変更などあれば、その際にご連絡ください。
なお、キャンセル料金は、見積額の全体に対してでなく、トラック運賃(運賃)と、荷物の梱包や搬出入を行う作業員料(料金)を足した金額から計算します。見積書には解約手数料が金額で記載されますので確認しましょう。
【解約・延期手数料の割合】
※その他、すでに実施しているサービスついてはその費用が請求されます。
参考:見積書
他に荷物に損害を及ぼす恐れのあるものなどは、お引き受けできない場合があります。
は、事前に事業者へ申告する必要があります
などの貴重品はご自分で肌身離さずにお持ちになることがおすすめです。
お客様が梱包する場合、梱包資材や荷造りの仕方について、引越事業者に確認をお願いいたします
前日までに中身は全て空けてください。また、漏水を防ぐため、製氷器の氷や製氷機用の水を全て冷蔵庫から取り出してください。前日にプラグを抜いて霜取りを行い蒸発皿の水を捨ててください。
前日に、スイッチを入れて排水状態にしてから水を抜き、排水ホースの中に水が残っていないか確認をして下さい。また、ドラム式の場合は、中のドラムが動かないように、輸送用固定ボルトで固定する必要があります。輸送用固定ボルトは購入時に取扱説明書などに付属しているので用意しておいて下さい。見つからない場合は、早めにメーカーに問い合わせて下さい。
取扱説明書にて確認して下さい。 (例:タンク内の灯油を抜いて風通しの良いところで空焚きし、電池を抜くなど)
※注意
エアコンの設置
新居でエアコンを設置する場合、設置場所によってホースの長さが足りない事や、ホースの傷みやガス抜けなどにより、追加料金が発生する場合がありますので、予め事業者に確認しましょう。
引越当日の荷物の搬出、搬入は作業員に任せましょう。作業中に、何かお願いしたい事がある場合は、当日の作業責任者にお願いしましょう。 また、現金などの貴重品は引越当日に一か所において置くと、引越荷物と一緒に運ばれてしまう場合があります。引越荷物の搬出、搬入の際は、リュックやウエストポーチ等、身につけられるバッグに入れて、ご自分で肌身離さずにしっかり管理をして下さい。
約款では、事業者が「荷物を受け取る時に、見積書に記載された方法でお客様から運賃等を収受する」とあり、引越荷物を事業者に預けた後に現金でお支払いいただくことが基本です。お客様が希望する場合は、引越荷物の受取作業直後の支払い、また、カード払いなど可能な場合もありますので、引越事業者と料金の支払いについて予め確認をしましょう。
引越の前後に、壁や床にキズがないか、部屋に荷物の積み忘れがないか、トラックなどに荷物の降し忘れがないかなど、事業者と一緒に確認しましょう。
引越後はなるべく早く荷物などの確認をお願いします。破損や紛失を見つけたら、早めに連絡しましょう。
引越荷物を受け取ってから3ヶ月以内に連絡をしなかった場合、事業者の責任が消滅し、賠償されないことがあります。
引越に伴い、行政機関や公共料金などに手続きが必要になります。
参考:引越に伴う手続き一覧
■かしこい引越
https://jta.or.jp/wp-content/uploads/2020/12/kashikoi_hikkoshi20181.pdf
■「標準引越運送約款のポイント」リーフレット
https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/hikkoshi_anshin/point(1).pdf
■「標準引越運送約款」(全文)
https://jta.or.jp/wp-content/uploads/2020/12/zenbun1.pdf
■全日本トラック協会トップページ
https://jta.or.jp
■引越安心マークのページ
https://jta.or.jp/member/hikkoshi_member/hikkoshi_anshin.html
全日本トラック協会が、安全・安心な引越サービスを提供すると認めた引越事業者を、引越安心マーク事業者として認定するものであり、該当事業者には証として「引越安心マーク」が交付されます。
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