「危険物荷卸し時相互立ち会い推進全国一斉キャンペーン」の実施について

 全日本トラック協会タンクトラック・高圧ガス部会では、危険物の荷卸し時における相互立ち会いの推進について取り組みを進めてきましたが、平成29年5月26日開催の部会(総会)において、相互立会い推進のための全国一斉キャンペーンの実施が決議され、本年11月1日から14日までの期間、実施いたします。



1.目 的

 危険物の荷卸しに当たっては、混油、誤注入やオーバーフロー等の事故を防ぐため、荷卸しをする側、荷卸しを受ける側、双方の危険物取扱者が、危険物の油種、量、注入口、タンクの残量等をしっかりと確認し、静電気による災害等を防止する措置を取った上で、行う必要があります。
 また、こうした措置は、事故を未然に防ぐための義務として、消防法第13条第3項をはじめ、政令、消防庁からの通達等において、確実に実施するよう明記されています。
 しかしながら、依然として、全国各地の危険物取扱所等において、危険物の荷卸し時における事故が後を絶たない状況にあり、こうした事故の発生は、荷卸しの際に、荷卸しをする側、荷卸しを受ける側、双方の危険物取扱者が立会い、事故防止のために必要な確認を行わなかったことが、大きな原因の一つと考えられています。
 混油、誤注入やオーバーフロー等の事故は、ひとたび発生すると、直接、間接に大災害へとつながる恐れがあることから、事故防止対策を徹底することが、業界関係者に課せられた社会的使命となっています。
 こうした観点から、本キャンペーンは、広く関係先に対し、危険物荷卸し時の相互立会いの必要性、重要性を周知し、危険物取扱所等における、確実な相互立会い実施の推進を目的とします。



  • 2.期 間
     平成29年11月1日から同年11月14日まで


    3.共 催
     石油連盟、全国石油商業組合連合会、
     公益社団法人全日本トラック協会 タンクトラック・高圧ガス部会


    4.協 賛
     総務省消防庁


    5.実施者
     各都道府県トラック協会 タンクトラック・高圧ガス部会


    6.重点実施事項
     各都道府県トラック協会 タンクトラック・高圧ガス部会所属のローリー乗務員が、危険物の荷卸し先にて、荷卸し立ち会い啓発チラシ等を配布し、危険物荷卸し時の相互(荷卸を受ける側、荷を卸す側)の立会いを呼びかけます。