全国石油商業組合連合会との意見交換会を開催
全日本トラック協会は2月8日、全国石油商業組合連合会との意見交換会を開催しました。
意見交換会の概要は下記の通りです。
<意見交換会概要>
全ト協の星野会長が冒頭の挨拶で、「燃料費は運送費のなかでも大きなウェイトを占めており、燃料価格の変動は経営に大きな影響を及ぼす問題。東日本大震災の発生直後に燃料が供給されないなどの問題もあり、常に安価で安定的な燃料の供給確保に向けて、ご協力をお願いしたい」と述べた。
次いで、全国石油商業組合連合会の関会長が、「両業界が相互に協力していきたい。震災の時も、在庫があれば売りたかったが、結果的にご迷惑をおかけしたことをお詫びしたい。こうした会合が両業界の進展に繋がることを期待したい」と挨拶した。
また、議事では、トラック運送業界の概況と石油の需給動向について説明があり、意見交換が行われた。
トラック運送業界側からは、緊急時の燃料供給体制について、営業用トラックへの優先供給やSSマップの作成とともに、情報提供体制の整備について協力を求めるとともに、円高にもかかわらず燃料価格が高止まりしている理由や価格決定の仕組みや今後の価格展望についての説明を求めた。
これに対して、全国石油商業組合連合会からは、緊急時に対応した石油製品の備蓄に関する法制化の動きや、将来のエネルギーバランスの見通しなどが説明された。また、軽油価格については、価格形成の仕組みや、買い手によって格差が生じている現状などが説明された。
最後に、今後も課題解決に向け両団体が協力していくことや、そのために今後も継続的に会合を持つことなどが提案され、これが了承された。
全日本トラック協会と全国石油商業組合連合会との意見交換会(2月8日)