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燃料価格高騰に係る松野博一内閣官房長官への要望書の提出について
全日本トラック協会 坂本克己会長は令和3年12月27日、松野博一内閣官房長官を訪問し、「軽油価格高騰に関するトラック運送業界からの要望書」を手渡した。要望書では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による輸送量の減少に加え、原油価格の高騰により軽油価格についても大幅な高騰が続いている現状について触れ、こうした状況が長引けば将来的に安定した輸送力が確保できなくなると説明。その上で、
①燃料高騰分の価格転嫁のための対策拡充
②燃料高騰下における負担軽減(公的支援等)
について要望した。
要望には、自由民主党の渡辺博道衆議院議員も同席。
坂本会長からの要望を受けて松野官房長官は、①について、「関係省庁が連携し、荷主企業等に価格転嫁に対する理解と協力を呼びかけるとともに、国土交通省では運賃等の不当な据え置きに対して、貨物自動車運送事業法の法的措置を強化して対応する」とした。また②については、「政府として経済対策の中で業種別の対策を強化することに加えて、軽油や重油等の国民生活や産業に広く使われる石油製品の急激な値上がりに対する備えとして、小売価格の激変緩和措置も講じる」と回答した。
これに対して坂本会長は、「抜本的な解決に繋がる新たな助成制度を成立させてほしい」と強く訴えた。
松野博一内閣官房長官(写真右)に要望書を手渡す全日本トラック協会 坂本克己会長(中央)
渡辺博道自由民主党衆議院議員(写真左)も同席(令和3年12月27日 衆議院第一議員会館)