第43回全国トラックドライバー・コンテスト優勝者が野田内閣総理大臣を表敬訪問
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野田内閣総理大臣が尾島さんに内閣総理大臣杯を授与 -
野田内閣総理大臣(前列右)、津川国土交通大臣政務官(前列左)
尾島さん(後列右から3人目)、豊田さん(後列右から2人目)、
梅本さん(後列左から3人目) 、 道家さん(後列左から2人目)、
杉本副会長(後列左)、福本理事長(後列右)
平成24年2月1日(水)、「第43回全国トラックドライバー・コンテスト」において、内閣総理大臣賞を受賞した尾島康晴さん(日本通運㈱福岡コンテナ支店)をはじめとする各部門優勝者は、杉本守巧副会長(交通対策委員長)、福本秀爾理事長らとともに、総理官邸に野田佳彦内閣総理大臣を表敬訪問しました。
冒頭、杉本副会長が野田総理に対して訪問の趣旨と日頃の感謝の言葉を述べ、各部門の優勝者が紹介されました。続いて野田総理から、内閣総理大臣賞を受賞した尾島康晴選手に内閣総理大臣杯が手渡され、各部門優勝者にもそれぞれ優勝トロフィーが手渡されました。
また、野田総理から優勝した各ドライバーに対し、「地方大会を勝ち抜いて各部門で優勝された皆さんに、心からお祝いを申し上げるとともに、敬意を表します。平素から相当なご努力があって優勝できたことと思います。トラック輸送は人と人を繋ぎ、暮らしを繋ぎ、仕事を繋いで日本の産業に貢献する大事な仕事だと思います。安全運転を心掛けながら、受賞した自負をもって、技術やモラルの向上のため、是非伝える方の役割も果たしていただきたい」と、労いと激励のお言葉を賜りました。
第43回全国トラックドライバー・コンテスト各部門優勝者
部門 | 都道府県 | 氏名 | 所属事業所 | 表彰 |
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トレーラ | 福 岡 | 尾島 康晴 | 日本通運㈱福岡コンテナ支店 | 内閣総理大臣賞、警察庁長官賞・ 全日本トラック協会長賞(連名) |
4トン | 東 京 | 豊田 直亨 | 日通東京西運輸㈱立川事業部 | 警察庁長官賞・全日本トラック協会長賞(連名) |
11トン | 愛 知 | 梅本 敦史 | 日本通運㈱名古屋北支店 | 警察庁長官賞・全日本トラック協会長賞(連名) |
女性 | 福 岡 | 道家 裕美 | 日本通運㈱久留米支店 | 警察庁長官賞・全日本トラック協会長賞(連名) |
○全国トラックドライバー・コンテスト優勝者による内閣総理大臣表敬訪問の経緯
事業用ドライバーにとって唯一の競技会である「トラックドライバー・コンテスト」は、単に運転技術を競うのではなく、法規尊重と運転、整備技能の向上により交通事故防止と環境負荷低減を図ることを目的とし、公益性の高い競技会として位置付けられ、昭和44年の第1回大会から、総合優勝者には内閣総理大臣賞が授与されてきた。
また、内閣総理大臣は交通安全対策基本法に基づく「中央交通安全対策会議」の会長を兼ねており、コンテスト優勝者が直接総理大臣官邸を訪ね、総理自身による一層の安全に対する激励の言葉をいただくことは、内外に向けた事故防止の重要性喚起にも寄与するものであり、安全対策推進の観点からも意義が深い。さらに、優勝者及び1千人を超える地方コンテスト参加者をはじめ、全国の約90万人に及ぶ事業用トラックドライバーに対し、プロドライバーとしての誇りと自覚を持たせるための貴重な機会となる。
一方、近年の本格的な少子高齢化時代を迎えるなかで、ドライバー不足の深刻化が懸念されるところとなり、わが国の安定的な物流基盤維持のためにも、優秀なドライバーの確保・養成が重要な課題となってきた。このため、ドライバーや業界の社会的地位向上が命題となり、総理大臣官邸訪問がトラックドライバーのステータス向上にも寄与するものとして、この実現が一層強く望まれるところとなった。
このような状況のなか、平成13年頃から政府による交通安全対策強化の動きが顕著になり、特に、国土交通省は13年9月から、運行管理や安全教育の充実を図るなど、事業用自動車の安全対策を強化し、警察庁も危険運転の厳罰化などの政策が相次ぎ打ち出した。業界としても、ドライバーの安全意識高揚の観点から、コンテスト優勝者訪問の受け入れを官邸サイドに要請することとなり、平成14年の第34回大会からこれが実現したもの。
※本表敬訪問については、首相官邸ホームページにも掲載されていますので、ご参照ください。
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http://www.kantei.go.jp/jp/noda/actions/201202/01HYOUKEI_track.html
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