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「トラック運送事業者のための健康起因事故防止マニュアル(令和6年8月改訂)」を作成しました
令和6年9月9日
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トラック運送業界は、今まさに「物流の2024年問題」という大きな課題に取り組んでおり、働き方改革による労働時間の削減に伴うドライバー不足の顕在化と、それによる貨物輸送能力の減少は、物流という役割で日本経済を支えている我が業界にとって、荷主と一緒になって解決を図っていかなければならない喫緊の課題です。
一方、トラック運送業界が主体となって解決しなければならない課題も多くあり、そのひとつが、ドライバーの健康管理です。厚生労働省の公表によると、脳・心臓疾患による過労死等の労災認定件数が業種別(中分類)で第一位という実態があり、さらにドライバーの健康に起因する事故件数の高止まりなど、健康管理の取り組みの強化が強く求められています。
本マニュアルは、「運輸ヘルスケアナビシステム」の活用を軸に、トラック運送事業者に特化した健康管理の手法をひもとくとともに、睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策や高齢者、女性ドライバーの健康管理についても解説を加えるなど、事業者が健康管理業務をより適切かつ円滑に進めることができるように作成いたしました。
今活躍しているドライバーひとりひとりが健康で、長く働き続けられるよう、本マニュアルをご活用し、トラックドライバー等従事者の健康増進と、過労死等・健康起因事故の防止に向けた取り組みが一層促進されることを期待いたします。
ダウンロードはこちら
(本件問い合わせ先:交通・環境部 TEL03-3354-1045)