移動タンク貯蔵所等に対する立入検査結果について

 標記につきまして、平成29年11月1日から同年11月30日までの期間を中心に、全国の消防機関が一部警察機関の協力の下に実施した、移動タンク貯蔵所(タンクローリー)等の立入検査の実施結果について、今般、消防庁危険物保安室長より、別添のとおり通達がありました。

 検査結果の概要は、以下のとおりです。
 (1)移動タンク貯蔵所における無許可車両数は67台(前年28台)であり、昨年と比較すると約2.4倍に増加しており、憂慮される状況である。
 ※常置場所、注入ノズル及びホース設備等の無許可変更事例が多いとのこと。
 (2)移動タンク貯蔵所における立入検査の重点項目として挙げている定期点検に係る義務違反は1,129台(前年1,289台)であり、昨年と比較すると160台減少しているものの、依然、他の項目と比べても非常に違反台数が多い。

 検査結果を踏まえ、同室長からは、当協会に対して、
 ①別記「危険物の移送等における保安確保のための留意事項」の周知
 ②法令違反事項の改修に係る指導及び改修の確認の徹底
 について、要請がありました。
 つきましては、危険物輸送の保安確保に向け、種々の取組みを実施いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

通達:平成30年1月25日付け消防危第14号「移動タンク貯蔵所等に対する立入検査結果について」