陸上貨物運送事業における労働災害防止に向けた一層の取組について(トラック荷台からの転落防止等荷役災害対策の推進)

令和2年8月6日


 今般、厚生労働省労働基準局安全衛生部長より、「陸上貨物運送事業における労働災害防止に向けた一層の取組について」通知がありました。
 陸上貨物運送事業における死傷災害については、着実に減少しているが、傷病を含めた労働災害全体では平成21年以降の増加傾向に歯止めがかかっておらず、さらには、新型コロナウイルス感染拡大状況の中でも、トラック運送事業は社会生活の維持に不可欠であり、労働者が安心安全に働き続けることがこれまで以上に重要であり、労働災害防止のための更なる取組が必要となっております。
 死傷災害の発生要因としては、荷役作業時における労働災害が全体の約7割を占め、そのうちトラック荷台等への昇降時に発生するものがその4割を占めています。
 このような状況を踏まえ、先般、厚生労働省と独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所において、「トラック荷台からの転落を防ぐために」リーフレット等を作成し、全日本トラック協会の機関誌「広報とらっく」7月1日号に同封し全会員事業者に配布したところです。
 つきましては、現下の労働災害発生状況を踏まえ、荷台昇降時の災害を含めた荷役作業時のより一層の安全対策の推進に取り組むよう、お願いいたします。