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街でみかけたおもしろトラック(第11回~第20回)
- 第20回『せんとくん』富士運輸㈱(奈良)
「平城の古都・奈良」。奈良市に本社を構える富士運輸株式会社(松岡弘晃社長、
http://www.fujitransport.com/)では、平成22(2010)年から奈良県で「平城遷都1300年祭」が開催されることから、地元をPRし、イベントを盛り上げていこうという目的で『せんとくん』トラックを6月15日から走らせている。『せんとくん』は「平城遷都 1300年祭」のマスコットキャラクターで、この地で育まれてきたエネルギーの化身としてデザインされた。奈良の守り神として、古来、多くの人々に親しまれている鹿の角をた くわえた愛嬌のある童子のような男の子の姿をしている。同社の『せんとくん』トラックは、ボディ全体で「平城遷都1300年祭」をPRしており、『せんとくん』もそのPRに一役買っている。ちなみにナンバープレートも1300年祭にかけて「1300」にしているところが心憎い演出。
なお、同社のホームページでは『せんとくん』トラックの前に同社の社員有志の皆さんが『せんとくん』と同じポーズをとっている写真も掲載されており、全社あげて「平城遷都1300年祭」を盛り上げていくとしている。
<広報とらっく/平成21年7月15日号掲載>
- 第19回『トレーマン』㈱中央運輸(岡山)
株式会社中央運輸(景山高志社長・岡山県美作市)は、この6月から、大型トラックに、親会社である中央化学株式会社(渡辺信社長、ホームページhttp://www.package-p.com/company.asp)のキャラクターである「トレーマン」をペイント。同社が運ぶプラスチック製食品包装容器のPRを行うとともに、「安全・安心を運ぶ」という同社の企業方針をアピールしている。同社は大型車を10台保有しているが、一部ペイントを含め9台のトラックに「トレーマン」が描かれている。親しみやすいトレーマントラックは、同社の近隣の方から「中央運輸のイメージが良くなった」「トラックの恐怖感がなくなった」と、上々の評判。中央化学内の社内掲示板でも配信され、同社や納品先で話題になっている。
中央化学は、プラスチック製食品包装容器のリーディングカンパニーとして知られており、環境問題でも業界に先駆けて、環境負荷の少ない素材開発やリサイクル製品を多数開発するなど「環境に優しい食品包装容器」を目指している。トレーマンは環境保護の観点から、トレーの再生を消費者に訴えるために生まれたヒーローで、中央化学と消費者との距離を縮めた功労者。
こうした親会社の「環境保護」の方針にも沿いながら、中央運輸でも「トラックのイメージを変えたい」という意図から、コーポレートマークをイメージチェンジ。キャビン上部に地球や木の葉をデザインして「環境にやさしい」トラック輸送を表現した。同社では、「Gマーク」「グリーン経営」の認定、認証を受けているほか、21年度は「岡山エコ・ドライブ2010」にも参加し、乗務員が一丸となってエコ・ドライブに取り組んでいる。トレーマントラックを見られることで「運転者の安全運転の自覚も高まった」(中央運輸・岡阪氏)というメリットも。
<広報とらっく/平成21年7月1日号掲載>
第18回『親子くじらのフルトレーラ』㈱マーリス(静岡)
静岡県浜松市に本社を構える株式会社マーリス(森裕社長・http://www.marrys.co.jp/index.html)では、自動車部品を運んでいるフルトレーラ1台に、牽引車・親クジラ、複牽引車・子クジラをペイントして、イメージアップに努めている。大きなフルトレーラはとかく「怖い」と思われがちなため、環境保護のイメージとフルトレーラをイメージさせる「親子クジラ」をアレンジして、大海原を自由に泳ぎまわるクジラをトレーラ壁面一杯にデザインした。
導入後は思いのほか反響が大きく「入社すればクジラのトラックに乗れますか?」と求人希望の電話が掛かってきたり、荷主から「トラック運送業者のイメージが変わった」と評判。また、一般の方からも走行中に手を振られたり、駐車中に「クジラだクジラだ」と近くまで寄って来られたりと大人気。とくに親子連れなどから好評だという。同社では物量が増えた際に大型車では対応できなくなり、プラス1台4トン車か中型車(8トン車)が必要となったが、どちらも効率が悪かった。このため、荷物が少ない場合は牽引車のみで運行できる柔軟なフルトレーラを導入したが、デザインの好評判という思わぬ副産物も「効率よく」手に入れることとなった。
<広報とらっく/平成21年6月15日号掲載>
第17回『ドルフィン号』『ひまわり号』『ドリーム号』内田運輸㈱(福岡)
福岡県に本社を置く内田運輸㈱(http://www.uchida-group.co.jp)は、3台のオリジナルデザインローリーを保有。平成19年にLPGのイメージアップを図るため、「ドルフィン号(写真右上・左)」、「ひまわり号(同右)」の2台を、また平成20年には同社の設立50周年を記念し、「ドリーム号(写真下)」を製作した。
「ドルフィン号」、「ひまわり号」の製作にあたり、社員と家族、さらにその知人にデザインを募集。同社を出発したローリーが、環境(イルカ)と共存しながら、昼夜を問わず家庭にエネルギーを供給する姿をイメージした「ドルフィン号」(福岡営業所配置)と、環境(植物=ひまわり)と、地球(アースちゃん)に暮らす女の子(はなちゃん)を側面に配し、LPガスを中心に手をつなぐ世界の子供達を後部鏡面に配した「ひまわり号」(佐賀営業所配置)が社内投票で選ばれた。日本車両製造㈱の協力のもと、塗装やカッティングシートでデザインを忠実に再現。完成披露式には、関係各社やデザインを応募した小学生や家族も列席し、LPGのイメージアップを図ることができた。
また、「ドリーム号」は、地元の筑陽学園高等学校デザイン科の生徒に「環境にやさしいLPG」と「ドリーム」を題材にデザインを募集、社内投票により選 れたもの。㈱YMG1の協力を得て、タンク全面をラッピングにより仕上げている。「ドリーム号」(佐賀営業所配置)は右側面を昼・左側面を夜とし、LPGが昼夜を問わず環境と共存しながら、やさしく生活を支え続けていることをイメージし、さらに虹やピエロを描き、テーマにふさわしい夢いっぱいのデザインになっている。
完成した3台は北部九州を中心に活躍しており、お客様からの評判も良く、走行中に目にした方からも多くの笑顔が向けられている。
<広報とらっく/平成21年6月1日号掲載>
第16回『キリン柄小型クレーン』ショーエイ倉庫㈱(大阪)
大阪府門真市のショーエイ倉庫株式会社(八原曜子社長、http://www.shoei-soko.com/)は、2t・4tクレーン車を軸に事業を展開して いる。1年ほど前から同社では、アームとアウトリガー部分に「キリン柄」をレイアウトした「キリン柄小型クレーン」を製作、保有している。八原社長自身の発案とデザインで、その姿から子どもに大人気。見た目の可愛さから本来の仕事以外にも、「幼稚園のクラス記念撮影の舞台に貸してほしい」という依頼も舞い込むほどになった。ただし、困るのは作業中でも子供たちが集まってきて、作業が中断してしまうこと。人気ゆえの悩みだが、同社では「よい子の皆さんには、働くキリンさんを遠くから見守ってほしい」と話している。
<広報とらっく/平成21年5月15日号掲載>
- 第15回『ガリガリ君トラック』㈱タイセイ(埼玉)
埼玉県の株式会社タイセイ(大西昭範社長)は、超低床冷凍トレーラをはじめとした冷凍車を駆使して、アイスクリームなどの冷凍食品輸送に特化しています。このなかでも非常にユニークな車体は「ガリガリ君」のペイントを施したこの大型トレーラ。赤城乳業の「ガリガリ君」は、発売から25年以上も経つロングセラー商品で、馴染み深いアイスバーです。きっとこのトレーラに出会えば、子供心を思い出して、あなたもつい一本食べたくなることでしょう。
<広報とらっく/平成21年5月1日号掲載>
- 第14回まだまだ現役『ボンネットトラック』㈱吾平運送(鹿児島)
鹿児島県の㈱吾平運送では、ボンネットトラックがまだまだ現役です。この大型ボンネットトラックが同社に仲間入りしたのは5年前。大の車好きである児島隆典社長が、宮崎県で購入し、細部までレストアを施し、ピカピカに生まれ変わりました。繁忙期には休みなしに現場で活躍するほどです。
「エンジンはオーバーホールなしで、メンテナンスも最近の車と変わりません」(児島隆光専務)という元気具合。仕事以外にもさまざまなイベント会場にも引っ張りダコ。街中でも一般の方から「写真を撮らせてください」と声を掛けられることもあるとか。ナンバーも同社の電話番号にするなど、看板トラックとしてもがんばり続けています。
<広報とらっく/平成21年4月15日号掲載>
第13回『ストップ!アイドリング』㈱ウォーカーズ(静岡)
株式会社ウォーカーズ(勝又裕巳社長)が所有する冷凍車には、緑の大地にトラックが走るイラストが描かれています。
(社)静岡県自動車会議所は、市民へのアイドリングストップ啓発のため、(社)静岡県トラック協会の協力のもと、お手本となる緑ナンバートラックのボディを使い、「STOPIDLING!」を広くPRしています。
<広報とらっく/平成21年4月1日号掲載>
- 第12回『ブリヂストンモータースポーツ』京浜運輸㈱(東京)
ブリヂストンは、モータースポーツの世界最高峰F1を始め、国内外の公式レースに参戦するレーシングチームにタイヤを提供しています。ブリヂストンの1997年のF1参戦を機に、京浜運輸のトレーラ(現、全7台)が今のデザインとなりました。国内のレースで使用されるタイヤの管理・運搬を担当するだけでなく、サーキット場ではトレーラがモーターホーム(作業場)になります。
<広報とらっく/平成21年3月15日号掲載>
第11回『トラとサイのサファリラッピング』㈱阿久津運送(群馬)
群馬県甘楽町の株式会社阿久津運送(新井嘉之社長)では、リアルなタッチのトラとサイが描かれた大型トラック2台を保有しています。地元の「群馬サファリパーク」とのタイアップで、地域活性化の情報発信のため始めたものです。インパクトのあるボディーには「飲んだら乗るなトラになる。 安全運転」「前後、左右サイ確認して安全運転」という洒落た標語も。見かけた方からの評判もよく、地元が力を入れている富岡製糸場の世界文化遺産登録運動とも連動して地域密着への想いが込められています。
<広報とらっく/平成21年3月1日号掲載>