グリーン・エコプロジェクト(東京都トラック協会)
グリーン・エコプロジェクトとは、「燃費」をキーにPDCAサイクルを回すことにより経営改善・燃費改善等を図ることを目的とする活動で、平成28年11月末時点で660社、車両数20,013台が参加しています。
この活動は、継続することでエコドライブが身に付き、トラック運送によるCO2排出量減少・事故防止につながる、環境に優しい活動です。
【ドライバーの取り組み】
ドライバーは、トラックを発進させる際にはゆっくり発進させ、停止の際にはゆっくりと停止させるといった、CO2の排出がなるべく少なくて済む運転(エコドライブ)をしています。また、手書きで自分の燃費記録を取り運転することにより、自分の運転の仕方と燃費の相関関係に気付き、燃費が良くなるように運転の仕方を修正することが習慣化します。
【管理者・責任者の取り組み】
管理者や責任者を対象として、エコドライブ活動を続けていくための教育手法を伝えることを目的とした、全6回の少人数制セミナーを開催しています。参加者は、指導役とドライバー役に分かれたロールプレイ等によって、社内教育の方法を実践的に学ぶことができます。ここで学んだ教育方法を社内の安全会議、教育に活用します。
■活動の成果(2006~2015年の10年間)
スギの木はCO2を吸収するため、CO2削減量をスギの木の植樹本数で表すことができます。
グリーン・エコプロジェクトの活動によって、「スギの木約767万本が吸収するCO2の量」と同等の量のCO2を減らすことが出来ました。
燃料の消費を抑えて車を走らせることがCO2排出量を減らすことにもなるため、エコドライブを継続することはCO2排出量を減らすだけでなく、燃料の節約にもなります。
「ゆっくり発進・ゆっくり停止」等、エコドライブは安全運転でもあるため、エコドライブを継続することは交通事故を減らすことにもつながります。グリーン・エコプロジェクト参加者の事故件数(軽微なものも含む)は、参加前と比べて平均約29.4%減っています。
■関連URL
東京都トラック協会 ホームページ内『環境への取り組み』